Newsヴィットーリオ・カパンナ、パルマハム協会の会長続投
Newsヴィットーリオ・カパンナ、パルマハム協会の会長続投
サプライチェーン、広報活動、供給管理を重要課題に
去る6月5日、パルマハム協会の理事会が開催され、現在145社からなる協会の会長として現職のヴィットーリオ・カパンナ氏を再選しました。フェデリコ・ガッローニ氏とロメオ・グアレルツィ氏の二名が副会長としてカパンナ氏を補佐します。4月21日に先立って開催された協会の総会では、新たな理事及び監査委員会が選出されました。
生産者の信頼に応えて、カパンナ氏は今後の課題と協会の使命について次のように話しました。
「新たな理事会の戦略目標は、ここ数年の任務を踏襲し、パルマハムの特殊性を尊重し、生産者のノウハウに敬意を払いながら、地域と連携した技術管理と政策運営を通して生産分野全体を保護するべく努めることです。
我々は、イタリア市場における肉製品及び熟成食肉製品の消費の落ち込み、原料価格の高騰、適切な動物福祉の保証のためにサプライチェーンの協力を得ることが難しいことなど、様々な問題に取り組まねばなりません。」
カパンナ氏は生産規格及び現行の規則への完全な準拠を約束することで、パルマハムの信頼性を守ることの重要性を強調しました。パルマハムの品質が消費者の期待に沿うよう、また経済的理由によるいかなる手抜きもしないことを約束する為には、養豚業者を始めとするサプライチェーン内の関係者との対話が不可欠です。またこれらの使命に加え、パルマハムの類まれな品質を強く訴求し、国内外での更なるブランド強化を図るため、パルマハムの広報活動により一層力を入れる方針です。
「イタリア農業食糧森林省に承認された “パルマハムの2018-2020年3ヵ年の供給管理計画”は、依然として業界の最重要課題となっています。過去数年の生産過多による在庫を一掃し、需要に見合った数量のパルマハムを生産する方針に転換したことで、市場の需要と供給のバランスが一新され、引き続き安定した成長と業界全体の繁栄を約束できるようになりました。今後も理事会と課題を共有し、業界を構成するすべての企業と協力体制の構築に努めることを約束します。」